日本でもドイツように、入店制限が行われる可能性も。来年もまだ厳しい戦いになりそうである。
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ドイツでは、ワクチン未接種者は入店禁止に?!
ポイント
ドイツのメルケル首相は2日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、ワクチン未接種者の小売店や飲食店への入店を禁止するなど、行動を大幅に制限すると発表。
ドイツでは1日あたりの新規感染者数が7万人を突破。変異ウイルスのオミクロン型への感染も複数確認されている。1日あたりの死者数は400人前後にまで増え、医療システムの逼迫が深刻に。ただ、ワクチンを打てない人などは例外だが、ドイツ全土で、ワクチン接種者か新型コロナから回復した人しか、映画館や劇場、飲食店などを利用できなくなるようだ。小売店についても、食料品店などを除き、ワクチン未接種者は利用できなくなる。入店時に店舗側が接種証明書などを確認する。さらに未接種者は私的な会合で集まれる人数を同一世帯プラス2人までに制限される見込み。
もし日本でもドイツと同じように行動制限が発表された場合、飲食店経営者にはまた大きな打撃になる可能性がある。日本におけるワクチン接種率(2回接種)は全体で77%(11月30日時点)。そのうち20代は72.8%、30代は75%となっており、飲食店においては特に若い層の利用が減少する懸念が出てきた。また、ワクチン接種証明の確認なども義務化された場合、入店時の確認など、新たな業務フローの追加になる。
今後の日本政府の発表に注意が必要である。